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月夜果実店は1984年に結成されました。1995年以来長らく活動を中断していましたが、この2002年ついに再開。公演は、通算22回目となります。
勃興・中興期の月夜果実店については、ノンフィクションライター・小林道雄氏による『劇団 月夜果実店』(講談社、1991)があります。古い本ですので店頭にはもうありませんが、公共図書館などで検索をかけていただくと、わりと見つかると思います。この本は、小劇場劇団というものの実態に光を当てた、実に希有な本です。
長らく中断していたのは、中核メンバーが、それぞれの生活のための職場でそれなりの立場になって、忙しくなりすぎたため。いろいろな考え方があるとは思いますが、私たちは、小劇場のサイズで自分たちの純粋にやりたいことをやることが、「それで食べていく」ことにはつながらないと、はじめから覚悟していました。むしろ生活の資を他に得ていた方が、表現活動は自由であり得るのではないか。しかし現実には、仕事に追われて中断した。けれど現実生活を生きている人間であればこそ、芸能・芸術とともにありたい。そこで、各自働きながら続けられる形態を再構築しての、再出発です。 |